かたはらいたし

大雑把人間にょろろのちゃんちゃらおかしい自分解剖図。
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# 塩の街
評価:
有川 浩
メディアワークス
¥ 1,680
(2007-06)
塩が世界を埋め尽くす塩害の時代。
塩は着々と街を飲み込み、
世界を崩壊させようとしていた。

崩壊寸前の東京で暮らす男と少女。
静かに暮らす二人の前を、さまざまな人々が行き過ぎる。
あるときは穏やかに、あるときは烈しく、あるときは浅ましく。
それを見送りながら、二人の中で何かが変わり始めていた……。
最初にタイトルを見ただけでは、なんのことやら…と思った。
そして、章タイトルに心惹かれました。
―街中に立ち並び風化していく塩の柱は、もはや何の変哲もないただの景色だ。―
―変わらない明日が来るなんて、もう世界は約束してくれないのを知っていたのに。―

こういう、意味深な煽りっぽい文は結構好きだった。
でも、三分の一読むか読まんかくらいのときは、すんごい話が暗くて、結構辛かったです。
塩の柱も、ただ地面からにょきにょき生えてくる物体か何かだと思ってたし。
それの正体がとはねぇ…。
ちょっと吃驚した。
それに、最初の頃は、真奈があんまり好きになれなかった。
秋庭に近づき始めてから、やっと感情的に移入し始めることができる感じだった。
雰囲気も明るくないし、正直『面白い』でまとめられる内容でもなかったけど、
なんでかすらっと読める本だったと思う。


―世界が終わる瞬間まで、人々は恋をしていた。
 その中の一つの恋が世界を救った。

 世界は変わってしまった。
 その変わってしまった世界の狭間にいるということは、とても得難い機会だ。
 聞くところによると、世界の変貌はもう終息に入っているらしい。
 だから僕は、この変わってしまった世界を見てこようと思う――
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